NHK朝ドラ『ばけばけ』で
寛一郎さんが演じる銀二郎の歯が黄色く見えることに
視聴者から「気になる」「違和感がある」といった声が多く上がりました
噂の真相をしらべてみました
内容
寛一郎さんの歯が黄色く見えるのは、役作りによる演出です
実際の歯は白く整っており、特殊メイクで黄ばませていると明かされています
これは単なる照明や映像の問題ではなく、明治時代の生活感や貧困をリアルに表現するための演出です
銀二郎は没落した士族の次男で、貧しい生活を送っている設定
その生活感を歯の色で表現
明治時代は歯磨き習慣が今ほど浸透しておらず、黄ばみはリアルな描写
銀二郎のキャラクターが怪談好きであることから、妖怪的な雰囲気を醸すための工夫とも言われています
クランクイン時の写真や過去のイベントでは、真っ白で整った歯並びが確認されています
『あさイチ』(NHK)出演時にも、歯の黄ばみはメイクによるものと本人が明言しています
このように
銀二郎の歯の色は視覚的な違和感ではなく
物語のリアリティとキャラクター性を高めるための演出なのです
寛一郎さんの演技力と細部へのこだわりが、作品の深みを支えていますね
銀二郎(寛一郎さん)の出番は第4週で終了しました
物語上の役割を果たし
ヒロイン・トキの人生に深い影響を与える存在として描かれましたが、今後の登場予定はありません
『ばけばけ』では、銀二郎はヒロイン・トキの最初の夫として登場し、わずか4週間で退場しました
これは単なる「当て馬」ではなく、物語の序盤においてトキの人生に「傷と選択」を刻み込む重要な役割を担っていたためです
銀二郎は松野家の借金を背負い、昼夜働き詰めの生活を送るも
家の格にこだわる祖父・勘右衛門からの「格ハラ」に耐えかねて出奔
トキが銀二郎を追って東京に行くが、彼との未来を選ばず、松江に戻る決断をする
物語は銀二郎との別れから4年後に進み、トキは新たな人生を歩み始め、外国人英語教師ヘブンとの出会いへと展開
脚本家・ふじきみつ彦氏は
銀二郎を「ただの当て馬」にせず、誠実で不器用な人間として深く描いたと語っています
銀二郎の退場は、ヒロインの成長と物語の転換点を象徴する重要な演出でした
寛一郎さんの演技は視聴者に強い印象を残し、「銀二郎ロス」と呼ばれるほどの反響を呼びました
子どもの頃は「俳優になりたい」と思っていなかった
父・佐藤浩市さんに「俳優になる」と伝えたときも
返事は「まあ、そうか」の一言だけだった
思春期に将来を考える中で、自然と俳優という道を選んだが
「この仕事、やりたくないと思ったことは何度もある」と語るほど葛藤もあった
映画『シサㇺ』の撮影では、北海道の白糠町に1か月滞在
共演者と町で“本当に暮らしているような感覚”になり
現場で寝てしまうほどリラックスしていたというエピソードも
「自分がちっぽけだと感じた」とアイヌ文化との出会いを通じて語るなど、感受性の強さも垣間見える
「根拠のない自信はありませんが、根拠づけられるように自信を蓄えている」と語るなど、慎重で誠実な性格が伺える
演技に対しても「嘘偽りなく見えるように、常日頃から誠実に人と仕事に向き合いたい」と語っている
こうしたエピソードから
寛一郎さんは「名優の家系」という肩書きに縛られず、自分らしく、誠実に、そしてマイペースに俳優業に向き合う人であることがわかります
だからこそ、銀二郎のような“誠実で不器用な男”がリアルに映るのでしょう
今後の更なる活躍にエールを送ります!!