「新一万円札は祝儀に不適切」そんな風評が広まったたった一つの理由

　「新1万円札は結婚式のご祝儀に適さない」という驚きの新マナーが物議を醸しています

渋沢フィーバーに沸いた深谷市の市長も困惑しています

渋沢栄一の新紙幣をご祝儀に使う　3割が「マナー違反」

渋沢栄一は「不貞を連想させる」

新紙幣の発行からおよそ2カ月

渋沢栄一ゆかりの埼玉県深谷市が欲しかった記番号1番の1万円札を入手しました

しかし今大変な風評が流れているのをご存じですか

「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一は、その偉業だけでなく

愛人を妻と同居させるなど、女性関係に関するエピソードも多く伝わっています

それがパートナーの浮気を連想させるため
「新1万円札はご祝儀には適さない」という声が上がり始めているのです

街の人の声は

「そういった（適さないという）話があったら気になりますね
どっちにしようってなったら福沢諭吉さん」にしたい

式場探しサービスを行う会社による調査では
渋沢栄一の新紙幣をご祝儀に使うことに対して

およそ3割もの人がマナー違反だと感じているという驚きの結果になりました

ブライダル業界「慣習にとらわれる必要はない」対応に躍起

こうした声に、新札フィーバーに沸く、渋沢栄一「生誕の地」深谷市の小島進市長は

次のようにコメントしているそうです

小島市長
「非常に残念だなという思いがある
私も、栄一さんが女性を好きだというのは否定しません

これ、つらいんですよ。それが独り歩きするのがね」

噂が拡散されていくのを危惧している様子ですね

なぜ「マナー違反」と言われるのか？

この意見の具体的な根拠は、明確に示されていないことが多いようです

単に「昔からそうだったから」という慣習的な考えや

個人的な感覚に基づいているケースが考えられます

結婚祝いの定番である福沢諭吉の旧札と比較し
渋沢栄一の新札は「縁起が悪い」とか、
「結婚とは関係ない」といった理由で否定的に捉えられている可能性があります

新しい紙幣の発行に伴い、様々な情報が飛び交い
その中で一部の意見が過度に拡散された結果
マナー違反という誤解が広まっているのかもしれません

なぜ「マナー違反ではない」という意見が70％もあるのか？

結婚式のマナーも時代とともに変化しており
昔ながらの厳格なルールにこだわる人は減っています

新しい紙幣のデザインや人物に抵抗感を感じる人は
以前よりも少なくなっていると考えられます

結婚式は二人の門出を祝うものであり
形式にとらわれず、二人の想いを伝えることが大切という考え方が広まっているためです。

銀行へ行って福沢諭吉の旧札を欲しいと言ったら両替してもらえるか

銀行に行って「福沢諭吉の旧札が欲しい」と直接お願いしても
必ずしも希望の旧札と交換してもらえるとは限りません。

なぜそうなるのか？

銀行は、通常、最新のお札を顧客に渡すことを想定しています
そのため、旧札を大量に用意しているとは限りません

特に、人気のある旧札は、すでに顧客に渡されてしまっている可能性もあります

銀行側からすると、なぜ旧札を希望するのか理由が不明確な場合、対応を躊躇うことがあります

例えば、コレクション目的なのか
それとも他の目的があるのかによって、対応が異なってくる可能性があります

それでも旧札を手に入れる方法としては

どうしても旧札を手に入れたい場合は
以下の方法を試してみることをおすすめします。

日本銀行では、原則として
現在発行されている銀行券と引き換えに、旧札と交換することができます

ただし、全ての旧札が交換できるわけではなく
種類や状態によっては交換できない場合もあります

古銭商や骨董品店では、旧札を販売している場合があります

ただし、価格が高額な場合もあります

ネットオークションでは、様々な旧札が出品されています

ただし、偽物が出回っている可能性もあるため、注意が必要です

「渋沢栄一の新札を結婚祝いに出すのはマナー違反か？」
という問いに対する明確な答えはありません

大切なのは、結婚式の主役である新郎新婦の気持ちを尊重し
二人の門出を心から祝福する気持ちですね