ボールペンが書けなくなる原因?復活はできない?

とても安価で気軽に手に入るし
それこそ100円ショップで何本もセットに
1本あたりの値段は10円~20円程

安いから書けないなんてことはないし

日本の世界に誇れる商品だと思います

でも、まだインクがあんまり減ってないのに
突然書けなくなることもしばしば

なんでかね?

復活はできないのかな?

そこでボールペンについて調べてみました

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ボールペンの構造(ペン先部分)と
インクが送られてスラスラと書けるしくみを図にしました

ボールペンの先端部分の構造
ボールとホルダーのすき間からインクが出てくる

↑ ボールペンの先の部分(拡大)です
金属製のボールとインクの入ったホルダーのすき間が大事なポイントですね

ボールペンで文字が書けるのはボールの回転によってインクが引き出されるため

ボールペンが書ける仕組みは


インクホルダーのインクが
先端のボールの回転によって吸い出され
ボールに付着したインクが
紙などの表面に出てくるということです

ボールペンの先端部分は
非常に小さく精密にできてますので
落っことしたり衝撃によって

インクが出なくなったり
出すぎてしまったりすることがあります

ボールの丸みにピッタリと合わせた
受け座(奥からインクが出てくるところ)を
用いることによって
ボールを滑らかに回転させることができ

書き味の滑らかなボールペンとなります

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ボールペンの文字の太さは
ボールのサイズそのもので

小さなボールであれば
その分細い文字を書くことができます

ボールペンの文字の太さはボールの大きさによるものです

極細文字用と言われている細さの
ボーペンのボールのサイズは

インクの種類にも関係があって

油性インク:0.65mm未満
水性インク:0.55mm未満
ゲルインク:0.40mm~0.55mm未満です

基本的に同じインクの場合

ボールサイズの大きい方が
滑らかな書き味になりますね

これはボールサイズが大きいものの方が
紙との摩擦部分が大きくなるので
ボールが回転しやすいからです

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現在ボールペンのインクとして使用されているのは
5種類あります

油性・水性・ゲルインク・エマルジョンインク・消せるインク
の5種類ですが
代表的(よく使われている)なのは油性・水性・ゲルインクです

ここでは3種類について説明します

油性インク
実用性が高く、水にぬれても滲みにくい
筆圧にも耐えられるので複写式の書類の記入に向いている
インクボテ(垂れやすい)

水性インク
書き味軽く手が疲れにくい
発色が良くカラーに向いている

耐水性がなく水に滲む、ペン先が乾きやすい

ゲルインク
油性と水性のいいとこ取り
耐水性・速乾性がよく書き味の軽さ、滑らかさ

インクの減りが早い

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まだインクがあるのに
書く亡くなる原因は

基本的には<空気><乾燥>の2つです

●空気がはいっているため
イメージわきませんが
ボールペンが筆記できるしくみとして
先端のボールについたインクが
ボールの回転によって紙に移るので

ペンを横向きや上向きにした状態で
書いてしまったりすると
ボールと芯のすき間に空気が入り
ボールに付着するはずのインクが
ボールから離れてしまうため

空気が入るとインクが出なくなりやすい

●乾燥している
乾燥でペン先が乾くとインクが固まり
出なくなってしまう

●ペン先が傷ついている場合
ペン先は非常に精密です
なので落としたり強く突いたりした場合
傷ついていまいます
ボールの回転がスムーズにいかなくなりますね

●インクが古いため
インクにも寿命があり
一般的には製造後3年くらいで
書きにくくなるようです

●ペン先が詰まっている場合
ペン先が詰まっているのは
紙の繊維やホコリですね
FAX用紙や感熱紙のように
表面がツルツルしたコーティング用紙に
筆記していると詰まることがあります


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1.ティッシュにぐるぐるとペン先をあてる
摩擦を使って、ペン先の詰まりを解消させる方法です
ティッシュを4つ折りにし厚くした状態の上でぐるぐる円を描く、動きの鈍くなっていたボールを回転させてインクが出ることがあります

2.ティッシュで汚れを取る
ペン先が汚れで詰まっているような時はシンプルにティッシュで拭き取ってみるのも方法です

3.手で温める
ペン先が乾燥している場合に有効です
同じような理由で、ライターでペン先を焙ったりドライヤーで温める方法もありますが
ライターの場合は先端の短い部分を焙るようにして、ボールペン本体を焼かないようにしましょう
短い時間でもすごく熱くなるので先端を指でつまんだりするとビックリします
(すごく熱かったです!)

4.遠心力を利用してインクの中の空気を抜く
目ではなかなか確認できませんが、インクの中に空気が入った場合は抜くと効果があります
体温計を使う時に、手で振る方法がありましたよね(あの原理の応用)

自分も1~4を試してみましたが、なかなか絶対的な復活はありませんでしたね
一時的に復活できても少し書いているとまたかすれたりしてこれは絶対!というのは残念ですがないようです
特に極細タイプ(0.5以下)のペンは一度かすれるとうまくないです
まあ自分が使っているのは100円ショップのが多いのかも?0.7,0.8位のペンがしっかり書けてます
買ってから1年以上は経っているものばかりですので

※ここに掲載した復活の方法は、
webサイト等で情報が発信されているものばかりですが
メーカーが推奨しているわけではありません

基本的には

一度出なくなったのは完全復活は難しいようです
新しく買った方が良いかとと思いました

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気をつけたいのは

●ボールペンを上向き、横向きには書かない
ペン先を下向き以外に書くと、ボール・インクのすき間に空気が入ってしまいます
壁のカレンダーなどに文字を書くときなどは要注意!です

理由があって上向きや横向きに書く人向きには、「加圧式ボールペン」もあります
加圧式ボールペンは、圧縮した空気をペンに内蔵しておく構造で、上向き・横向きにも書ける仕組みになっています

●書く時ばかりでなく、保管の時も横に置くのは???
できればペン立てなどに立てておく(個人的には先を下にが良いと思います)
キャップがあるものはキャップを装着(水性ボールペンはキャップ式が多い)
ノック式の場合も出したままではなく格納がベスト

私たちの生活に欠かせないボールペン
大切にして長く使いたいですね

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