あんまり使わない機能だけど・・・知っておきたいWordのルビ(ふりがな)
教則本、ガイドブックなどを見てもルビ(ふりがな)を
つけている本って見かけませんね
小学校の教科書なんかは
やはりルビがついているんじゃないでしょうか
私たちもWordで文章を書いたりするときに
ルビをつけることは
ほとんどないかと思います
でもWordにはちゃんと
ルビ(ふりがな)作成の機能があります
固有名詞とか
読みにくい言葉とか
要望がやはりあるんでしょうね
今回はWordのルビ機能について説明します
どんな時に使うのでしょう 例1:古い時代を描いた本
7年前くらいに
ある方から依頼された自費出版の
原稿です
タイトルが
「中世の人々の手紙」という本で
時代は不明確なのですが
その時代の手紙を題材にして
分析解説を本にしたものです
A5サイズで340ページくらいの本です
版権がありますので
ルビ以外の箇所はモザイク仕様です
このような感じで
随所にルビがつけられ
本全体で2000か所位ありました
拡大すると
きれいにルビが振られていますね
どんな時に使うのでしょう 例2:読みにくい言葉、注目させたい言葉
年に4回ほど発行されている
地域のコミュニティ機関紙でも
特殊な意味合いを持つ言葉や
読みにくい言葉につけられることがあります
Wordでルビ(ふりがな)をつける手順
縦書きのページで説明しますが
横書きの場合も操作は同じです
なぜか知りませんが
ルビをつけるページって
縦書きの方が多いような気がしますね
ルビをつける漢字を選択しマウスを右クリックすると
ツールボタンのボックスが出ますので
<ルビ>をクリック
ルビの<設定ボックス>が出ます
対象文字列:油断
ルビ:ゆだん
→読みが違っている場合、別の読みを入力できます
配置:均等割り付け2
2文字分に均等にルビ入ります
他に中央/左揃え/右揃えなど
フォント:MS明朝
オフセット:0
→1、2、3とすると漢字から離れる
プレビュー:設定の結果が見れる
確認し<OK>
結果です
画面上は「ゆだん」が欠けて見えますね
実際にプリントアウトしてみると
「ゆだん」の文字は出るのですが
「日々」の漢字の方に寄っています
この現象の原因は、ページの段落設定にあります
本文Q数10.5Pに対して行間が固定値16Pで、5.5Pしか空きがありません
本来、Q数10.5Pですと18~20Pの行間が普通です
対策としては
書式<段落>行間を固定値18以上にする
行間はこのままにしておきたい場合
裏ワザとしては
「油断」を選択し
書式<段落><体裁>タブの
上から中ほど<文字の配置>自動→下揃えに変更し<OK>
ルビが漢字「油断」へ近づきます
プリンタの出力も問題なく出ました!
ルビ一つにしても
深いテクニックがあるものですね
Wordの機能を使ってワンランクアップの
スキルを身につけてゆったりパソコンをお楽しみください