突然ですがガンになりました！2014年65歳 春

2013年９月頃でした。
突然の血尿！
少し気にはなりましたが、

丁度家族が股関節の手術入院中で「まあ少し様子を見てから」と・・・

年が明け、また血尿っ！膀胱がん？前立腺肥大？

今度は小さな血の固まりもでた
これは気のせいではないな

不安を抱えながら病院へいき診断を受けてみることに

泌尿器科の先生委は即座に「カメラ検査をしましょう」と

検診台の上に乗り、両足を広げて持ち上げた状態･･･そうです。

ちょうどお産をする時とおんなじ恰好で

局所麻酔でしょうか、ゼリーのようなものを塗り

あそこの先からグーッとカメラが入れられました。

膀胱内のカメラ検査の結果は、

「ガンです」！！！

膀胱癌です。

＜膀胱内のがん細胞　本物です＞　

1か月後に入院、手術をします。

他人ごとと思っていたいきなりの「ガン宣告」でした

自分もとうとうガンになっちゃたんだ

いま65歳・・・

これが1月のことでした。

いよいよ膀胱がん手術！

2月下旬に手術と決まり、その前に各種の検査がありました

幸い、リンパ腺、他の部所への転移はありませんでした

＜膀胱手術のやり方　細いカメラを入れて直接膀胱内にアクセス＞

いざ手術室

麻酔等の説明を受け

手術台へ乗り、

「麻酔が入ります」という医師の声

目の前がガクッとぼやけ、暗くなり、意識は止まりました

＜砂あらしのイメージ　麻酔の液が入った瞬間、一瞬ですが目の前が砂あらしになりました＞

昔の麻酔というのは腰の後ろ側に太っとい注射で打ったんですよね
「痛い！」って声を出してもいいですけど、絶対に動かないで下さいと
医師から念をおされて臨んだことがあります

実はもっと若い頃にヘルニアの手術を受けたことがありまして

　　　・
　　　・
　　　・

（数時間の記憶　とびました）

目が覚めたのは、病室のベッド･･･手術は成功です

聞くところによると、尿管が細く、手術用の機材が入っていけず

穴をなんかで広げる施術をやったとのこと

よくわからないがちょっと手間がかかったようです

膀胱内のガン細胞はすべて取り除かれ

手術は終わりました。

尿管にはゴムの管がさされ、ちょっと気持ちよくない違和感・・・

病棟での1日は、起床して食事・休息の繰り返しで結構たいくつなもんですが

特に食事の薄味には抵抗がありました

本を読むぐらいで、大好きなパソコンもお預けをくらって・・・

なんとか４、５日してゴムの管もとれました

経過は良好で、翌日退院というときに担当医師から説明があり

「このまま様子を見る方法と、更に念のため６週間の抗ガン治療をやった方がいいという意見があります」
「65歳というとまだまだ若い方なので、再発のリスクもあります」

そういわれると「やっぱり受けた方がいいのかな」

家内は迷うことなく「やってください！」
「そりゃあ、そうだわナ」

抗ガン治療とは、膀胱内にＢＣＧ溶液を注入し、１時間ほどその溶液を入れたまま安静

その後、尿を出すという治療です

１週間間隔で、６回続けます

･･･　また、先っぽからいれるのか　･･･（躊躇!?）

退院という安堵から一転

また試練

がんばらねば！

6週間続く抗ガン剤治療、BCG溶液の注入

例の治療台にあお向けになり、両足を広げ、

局所麻酔らしい（ゼリー状のもの？）を先端に塗ってから、膀胱に管を入れてそこにＢＣＧ溶液を流し込みます

麻酔が効いているので痛みはないのです（ちょっとチクッとする）が

管が入っていく時の

何ともいえない変な感触があります

そのあと別室にてベッドに横になり一時間、膀胱内の壁面に溶液を浸しているのです

膀胱内全部の面に浸したいので10分ごとに
あお向け、右横、左横と姿勢を変えました

人によってはこの1時間が我慢できず

15分くらいでギブアップする場合もあるとの事でしたが

自分の場合は何ともなくクリア！

そのあとトイレで尿として出し、終了です

痛み止めの薬　もっと早く知ってればよかったナ

治療の終わった後の尿を出すときに、結構ズキンを刺激がきます

３回ぐらい尿をだすとその痛みはなくなってくるのですが、
最初は（痛み止めの薬があるのに）気づかず我慢していたのです

あるとき担当医師でない代わりの医師にやって頂いた時に

「痛み止めの薬出しておきましょうか？」

「えっ！そんな薬を出して頂けるのですか」

と、その薬を飲んでからは、ズキンとくる痛みがないのです

「なんでもっと早くに教えてくれないのかね」

この抗がん剤治療を6回、6週間繰り返しました。

そして、最後のカメラ検査！

晴れて、手術後の抗ガン剤治療も終わりました。

4月の下旬のこと。

今年は家の近くの桜並木も、花見もできなかったなあ

長いようで、あっという間の3か月

これからは、3か月ごとのカメラ検査を続けることになります
１年間は３か月ごと、２年目以降は半年ごと、まあ５年間ぐらいは続くのでしょうね

次回は7月です。やれやれ。

---